=DNAの傷が、赤ちゃんに影響=

令和元年10月28日
ヨミドクター より

テレビで男性不妊の番組が放送され
精子のDNAに傷があると
男性不妊につながると紹介されました。

番組の影響で、近頃クリニックでは
DNAの傷を判定する所が増えました。

◆精子はDNAを修復できない

体の細胞は、DNAに傷がつくと
すぐに修復活動を始めます。
 
しかし
精子はDNAを修復することができません。
 
射精までに
一部の精子のDNAが傷つきます。
 
卵子は受精後に
進入した精子のDNAを修復しますが
ほんのわずかの傷を治すのが精一杯です。
 
◆DNAのわずかな傷でも
赤ちゃんの健康には大問題

運動率や直進率など
見た目が元気な精子でも

受精や赤ちゃんの健康に
問題が出るので注意が必要です。 
 
見た目は良くても
DNAが傷ついた精子が
必ず混ざっています。

DNAがひどく傷ついた
精子であれば受精しません。
 
もし
受精したとしても成長できない。
 
一方
わずかな傷なら修復が可能ですが
その修復が不完全であった場合
 
赤ちゃんの健康に大きく影響します。
 
◆DNAに傷がない元気な精子を
どう選別するか
 
通常、選別した元気な精子を
電気泳動法で検査すると
 
DNAに傷がない精子の割合は70%ですが

選別後の精子なのに
DNAがひどく傷ついている男性がいます。

この検査法は、ある意味で最終宣告。
夫婦の今後に影響します。
 
私たちは
色素で精子を染めてDNAの傷を判定する
簡易法ではなく
 
手間はかかりますが、電気泳動で1匹ずつ
DNAを引き伸ばして、何%の精子に
どの程度の傷があるかを調べました。

 正直
「ここまで精子の選別・検査ができれば
もう文句はないだろう」と思いました。
 
しかし
その後もDNAに傷がない元気な精子に
様々な異常があることが発覚
 
研究は、またしても
振り出しに戻ってしまいました。
 
私たちは
生殖補助医療を開始するに当たり
 
まずは精子の質を詳しく調べる
新たな不妊治療モデルを
普及させるべきだと考えています。
 
◆精子に詳しい
婦人科医と胚培養士の育成が必要
 
男性不妊が専門の
泌尿器科医は全国で40名。

精子を取り扱う技術の遅れが
生殖補助医療の足を引っ張っている
 
精子に詳しい婦人科医と胚培養士の
育成を急ぎたいと思います。
 
一方で夫婦の心を考えると
生殖補助医療が決して万能ではない
という厳しい現実をどのようにお話しするか

私たちは悩んでいます。

 
以上
 
西洋医学の
『男性不妊と精子』の見解でした。

現在、クリニックでは
「精子の治療はできない」
ということ。
 
だから
多くのクリニックでは

女性側だけに
大量のホルモン投与をして
妊娠するように治療しています。

しかしこの方法では
妊娠・出産率がとても低い。
 
だからみなさん
東洋医学に来院します。
 
いろいろな身体状況を持ち
(身体状況+薬漬け)にされてからの
 
来院なので
治療するには厄介でありますが
 
それでも1500年の歴史ある
東洋医学の『男性不妊と精子』に対する
見解で妊娠・出産が出来ています。
 
これも
代々の鍼医のおかげさまです。

最近も
良い症例が出来て無事に
妊娠を確認しました。
 
さらに
良い症例を積み上げ
次代の鍼医へつないでいきます。 
 
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