=不妊鍼灸は、保険適応になるか=

患者さんから
『不妊症の鍼灸治療は
 保険の適応にならないのですか』

という質問も
以前からあります。

前回
体外受精は、保険の適応にならない
という記事を書いたので

こちらも
記事にしておきます。

結論から言うと

不妊症の鍼灸治療も
健康保険の適応にはなりません。

主な理由は
利権の絡みですが

簡単に
5つの理由を挙げます。

【理由1】
厚生労働省が不妊症を
病気と認めていないから

こちらは前回と同様に
不妊症を病気と認めないからです。

【理由2】
医師会の利権が絡むため
絶対に認めない

体外受精の市場規模は
1472億円もあります。

この利権は
絶対に手放しません。


【理由3】
医療機器・製薬会社に
利益が出ないから

鍼灸治療で使用するのは
「鍼ともぐさ」だけ

医療機器や薬剤は
いっさい必要ありません。

だから
医療機器・製薬会社には
うまみがないのです。

【理由4】
体外受精と比べ
料金が安いから

体外受精は1回で
60万~100万円以上かかります。

もっと安い料金で
妊娠・出産が出来てしまう治療法が
あると邪魔になります。


【理由5】
鍼灸治療が複雑で
評価できないから

鍼灸治療は
身体に存在する600種以上の
経穴(ツボ)を使い治療をしていきます。

不妊症といっても患者さん
ひとりひとり治療法が違います。

毎回、同じ経穴を何度も
使用するわけではありません。

治療日の患者さんの状態を
リアルタイムに把握して治療するため

使用する経穴やその組み合わせが
数百通りにもなります。

評価をするためには
AさんもBさんCさんもすべて同じ治療を
しないといけません。

不妊鍼灸の治療法は
患者さんひとりひとり違います。

だから
不妊鍼灸は
複雑すぎて評価ができません。

また
評価をするということは

治療方法を
公開することにもなります。

秘伝の経穴や治療法を
公開する治療家はいません。

新薬の特許に
あたる情報ですから

各流派や家伝など
先人の医家から受け継いだ知識や技術。

治療家本人が
長年研究・検証してきた治療法を

たやすく
公開することはありません。

まあ
知識を公開したところで

鍼灸の治療技術がなければ
意味がありませんがね。


以上
簡単に書いてみました。

(プラス1)情報
アメリカで医療を受けるには
民間の保険に加入しなければなりません。

日本のように
国民皆保険ではないのです。

当然
医療保険会社は多額の費用を
支払いたくはないので

費用が安くて治る
治療方法を推奨します。

だから
アメリカでは費用が安くて治る
鍼灸治療が日本より流行しているのです。

近い将来
アメリカの民間医療保険会社が

不妊鍼灸の医療保険を
取り扱うかもしれません。

そうなれば
治療成績が出ますので

面白いことに
なるかもしれません。

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