前回の記事
今後、精子はAIが選別する
を読んだ患者さん達から
いろいろな感想をもらいました。
(これが患者さん達の目線)
『培養士でもうまくいってないのに
AIでうまくいくとは思えません』
『AIは、学習する必要があるから
不妊症患者が実験台になるんでしょ』
『AI選別で失敗した場合
誰が責任を取ってくれるのでしょうか』
『大学病院の精子研究チームが
優良精子を判別する基準は
確立されてないって言うのに大丈夫』
『AI導入でオプション料金が値上がり
タダでやってくれることはないよね』
など
多数の感想をもらいました。
当院の患者さん達は
病院での不妊治療歴が長く
いくつもの病院を受診しています。
ですから
経験もあり知識も豊富です。
何より
つらい体験をもとに
現実をよく理解しています。
患者さんの目線に立てば
AI導入は、何のメリットもありません。
●AI導入の理由
「精度を高める」のが狙い
これは
現在、「精度が低い」ことを認める内容
(妊娠率や出産率の低さにも出ています)
また、医師や培養士の能力が
「精度が低い」ことを指摘しています。
膨大な画像やデータを基に学習したAIは
人間の医師や検査技師より優秀だという
研究も報告されていますが
実際、AIの医療現場への応用を
研究した論文の多くでは
AIの診断内容では、不十分で
「AIと人間の診断精度は変わらない」
という調査結果が報告されています。
●AI導入の理由
「効率性」が狙い
これが一番
患者さんには、関係ありません。
まさしく
病院側の都合
効率がよくメリットが出るのは、病院側。
(特に経営者のみが利益を享受します)
AI導入により
(人件費を減らし、機械にお金をかけ)
機械化のため、培養士の仕事が減り
技術や経験は受け継がれなくなるでしょう。
●そして、医療が工業化される
精子・卵子・受精卵までも
工場にある部品のように
品質検査をされる時代になります。
AIに選ばれた
精子・卵子だけが受精卵となり
移植をされる。
もう、そこに生命はありません。
「AI(機械)による命の選別」が
スタートすることになります。
あとは
患者さんの価値観だけです。
◇ちなみに
東洋医学は、とても効率が悪いです。
ひとりひとりを
ていねいに治療します。
時間もかかります。
流れ作業はできません。
◇東洋医学は平安時代から
代々受け継ぎ、精度を高めています。
当院でも受け継いだものに
磨きをかけ、日々精度を高めております。
東洋医学は
感情・本能・生命力を大切にします。
だから
当院で妊娠・出産した赤ちゃんは
みんな元気一杯です。
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