=いつまでも同じ方法ではダメ=

今日、初診で来た患者さんの話を聞いて
この記事を書こうと思いました。

この患者さん、栃木県では
不妊治療で有名な病院に

34歳から40歳まで
6年間通院しました。

●タイミングを6回
●人工授精を8回
●体外受精を6回
●顕微授精を7回

計27回病院で
治療をした結果

人工授精で、1回化学流産。
体外受精で、1回化学流産。
顕微授精で、2回化学流産。

各種検査をして
治療もしていました。

【検査】
●黄体機能不全
●高プロラクチン血症
●甲状腺機能異常
●糖尿病(インスリン抵抗性)
●抗リン脂質抗体
●血液凝固系異常
●子宮形態異常
●甲状腺機能異常
●夫婦染色体異常

【治療】
●低用量アスピリン治療。
●免疫療法

検査結果は
いずれも正常範囲内で

念のため不育治療もしてみましょう
ということで

不育治療をしてからも
顕微授精を2回して

受精卵は良いのが出来たと言われましたが
着床すらしませんでした。

◇初期流産の60~70%は
受精卵の染色体異常が
原因となります。

夫婦に染色体異常は
見つかりませんでしたが

精子か卵子に染色体異常があった
母体が受精卵を育てられる状態では
なかったと考えられます。

(両方もありえます)

『病院ではたぶん無理だと
思いますのでこちらに伺いました』と
話します。

当院の東洋医学で治療をして
子供を授かりたいという話でした。

病院の西洋医学がダメだったので
東洋医学に望みをかけていただくのは
誠にありがたいことなのですが

ただ、もう少し早く来て欲しかった
これが本音です。

病院で6年間治療していたために
高年齢になりました。

●長年、薬漬けにされており
●薬がないと生理周期は乱れ生理も来ない
●排卵もみずから出来なくなり
●卵胞の育ちも薬が頼みという身体の状態


これらをまず
何とかしないといけません。

[ 1 ]本来あるべき
自然な生理周期活動ができるようにする。

◇正常な生理周期活動なく
正常な妊娠出産はありえない。

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[ 2 ]質の良い精子と卵子をつくる

卵胞は
原始卵胞から生殖能力を持つ

成熟卵胞に育つまで
180日間かけてやっと発育する。

◇発育期間の体調により
卵胞の育ち具合が当然変わってくる。


=これが質の良い卵子の条件になる=


排卵誘発剤(俗に言う成長促進剤)の使用
により変性卵や空胞が多々報告されている。

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東京の有名な不妊治療病院では
●ホルモン剤を多量投与での月経周期の乱れ
●hCGの乱用で遺残卵胞の形成
●排卵誘発剤の多量投与による卵巣機能低下

など認めて
その危険性を指摘をしている。

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時間ですので

続きは、後日!

※ブログ記事を掲載するにあたり
患者さんに了解をいただきました。
  
感謝。

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