令和元年5月5日
女子SPA!より
『本当は怖い不妊治療』の著者で
ジャーナリストの草薙厚子さんによる寄稿。
医師がこっそり自分の精子を使った
例は、オランダだけじゃない。
参照
ニュース:医師が無断で体外受精
●カナダの首都オワタ
不妊治療クリニック医師が
人工授精に自分の精子を使って
患者を妊娠させ
11人の子どもが誕生。
●アメリカのバージニア州
不妊治療クリニック医師が
人工授精に自分の精子を使って
患者を妊娠させ
15人の子どもが誕生
詐欺と偽証罪で逮捕された。
●イギリスの首都ロンドン
不妊治療クリニック医師が
人工授精に自分の精子を使って
患者を妊娠させ
600人の子どもが誕生。
=不妊治療の現場はブラックボックス=
不妊治療を受けて
一度受精卵が作成されてしまったら
患者側はどうすることもできません。
性交渉を伴っていない場合
「これは間違いなく自分たちの配偶子だ」と
いう証拠はないのです。
現場は、ブラックボックスであるため
クリニックを信頼して
全てを委ねざるを得ません。
万が一
同意のない人の精子を使われたとしても
それが特徴として現れるまでには
最低でも生まれてから数年
場合によっては十数年もの時間を
要するのです。
本当に自分たちの子どもかどうか
DNA鑑定を依頼するケースが
増えていると指摘しています。
事件が起きた背景
=ただ「妊娠率」の数字が出したかった=
今回事件が表面化した
オランダの医師は
自らを「不妊治療界のパイオニア」と呼んでおり
ただ「妊娠させて出産させる」数字のみを
目的にして評判を高めていました。
倫理的な問題や
生まれてくる子どもたちの将来に
起こり得る問題などについては
全く意識がなかったのでしょう。
日本でも不妊治療を行う
医療機関が増加しており
成功率をめぐって競争が
激化している現状を見ると
『対岸の火事であることを願うばかりです』
と綴っております。
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